20世紀日本人名事典 「星野孝平」の解説
星野 孝平
ホシノ コウヘイ
昭和期の化学工学者 元・東レ常務。
- 生年
- 明治43(1910)年1月24日
- 没年
- 平成2(1990)年11月21日
- 出生地
- 新潟県柏崎市
- 学歴〔年〕
- 東京帝大理学部化学科〔昭和8年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士〔昭和20年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 紫綬褒章〔昭和33年〕,日本化学会化学技術賞(第1回・昭和46年度),勲三等旭日中綬章〔昭和55年〕
- 経歴
- 昭和8年理化学研究所を経て9年東洋レーヨンに入社。研究部長から31年取締役、35年常務に就任。有機合成化学協会会長、繊維学会会長を務めた。この間、13年アメリカ・デュポン社のナイロン66発明が発表されると、その分析と合成に成功。24年東レはナイロン6の設備建設を開始、26年デュポンと技術提携、紡糸装置に星野独自の発明を加え本格的生産に入った。著書に「合成繊維」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報