春めく(読み)ハルメク

デジタル大辞泉 「春めく」の意味・読み・例文・類語

はる‐め・く【春めく】

[動カ五(四)]春らしくなる。「一雨ごとに―・く」 春》「―・きてものの果てなる空の色/蛇笏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「春めく」の意味・読み・例文・類語

はる‐め・く【春めく】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「めく」は接尾語 )
  2. 春の気候となる。また、春らしくうきうきする。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「野べみればわかなつみけりむべしこそ垣根の草も春めきにけれ」(出典:貫之集(945頃)三)
  3. 正月らしくなる。
    1. [初出の実例]「餠は搗きたての好もしく、春めきて見えける」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)二)

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