日本歴史地名大系 「春日吉江村」の解説 春日吉江村かすがよしえむら 富山県:高岡市旧礪波郡地区春日吉江村[現在地名]高岡市戸出春日(といでかすが)庄川下流左岸に位置し、村西側を千保(せんぽ)川が北流する。南は大清水(おおしみず)村、北は射水(いみず)郡二塚(ふたづか)村。貞観一〇年(八六八)吉江定明という者が鹿を伴い巡歴中、当地に鹿を弔い、草庵を建てて開拓、祠に春日明神を祀ったので春日吉江村としたと伝える(戸出町史)。中世は吉積(よしづみ)庄のうちとみられる。「師守記」康永四年(一三四五)六月一二日条に「越中西吉郷預所」、貞治五年(一三六六)一一月七日条などに「西吉江」「東吉江」などとみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by