日本歴史地名大系 「春日山古墳」の解説 春日山古墳かすがやまこふん 鳥取県:西伯郡西伯町坂根村春日山古墳[現在地名]西伯町福成福成(ふくなり)のうち坂根(さかね)集落の春日神社のある低い丘陵上にある円墳で、径二四メートル・高さ三メートル。墳頂部に二基の箱式石棺が並列して埋置されていたが、一つは蓋石を破壊されていた。残る一基の箱式石棺内部から、三〇歳代の女性の完全な人骨が発見され注目を浴びた。石棺内部は酸化鉄で丹彩され小砂利を床面に敷きつめており、人骨は板石四枚で組まれたV字状枕石に頭をのせ、丹彩されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by