出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…表面的には繁栄を誇りながらも不正と頽廃の度を深めていく社会への痛憤が,出征兵士の苦しみを歌った〈兵車の行(うた)〉や楊貴妃一族の専横を批判した〈麗人の行〉などを生み出した。第2期は安禄山の乱から四川に落ち着く48歳の冬までで,戦乱に揺れ動く社会に翻弄される自己の憂愁を歌い,長安幽閉中には〈春望〉や〈江頭に哀しむ〉など,よりどころを失った社会や人間に対する底深い悲しみをたたえた作品が作られた。また〈曲江〉は政治の理想と現実との隔たりを身をもって感じた左拾遺時代の作品であり,左遷された後には〈新安の吏〉〈潼関の吏〉〈石壕の吏〉(以上〈三吏〉),〈新婚の別れ〉〈垂老の別れ〉〈無家の別れ〉(以上〈三別〉)といった社会詩がある。…
※「春望」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...