昭憲皇太后と洋装

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昭憲皇太后と洋装

昭憲皇太后は女子教育を奨励し、日本赤十字社設立と経営に尽力した。1886(明治19)年、華族女学校卒業式の際に初めて洋装で外出した。87年、洋服は身体の動作に便利だとする思召おぼしめし(所感)を示して女性の洋装を奨励。その際、国産品を用いれば美術進歩商工利益につながるだろうとも述べた。背景には、日本が世界の舞台外国から対等にみられるためには女性皇族の洋装が不可欠とする伊藤博文いとう・ひろぶみの考えがあった。

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