普済寺跡(読み)ふさいじあと

日本歴史地名大系 「普済寺跡」の解説

普済寺跡
ふさいじあと

[現在地名]宇部市大字小串

南流する真締まじめ川の中流右岸、小串こぐしの北東部の丘の上に中世末まであった寺院。普済寺廃絶後その地に建立された宗隣そうりん寺の伝承によれば、宝亀八年(七七七)為光と称する唐僧創建になるという。

鶴満かくまん(現大阪市西成区)にある銅鐘に遼の太平一〇年(一〇三〇)二月付の銘があり、「長門州厚東郡宇部郷松江山普済禅寺」「永和五年己未仲呂日」との追銘がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む