日本歴史地名大系 「普済寺跡」の解説 普済寺跡ふさいじあと 山口県:宇部市小串村普済寺跡[現在地名]宇部市大字小串南流する真締(まじめ)川の中流右岸、小串(こぐし)の北東部の丘の上に中世末まであった寺院。普済寺廃絶後その地に建立された宗隣(そうりん)寺の伝承によれば、宝亀八年(七七七)為光と称する唐僧の創建になるという。鶴満(かくまん)寺(現大阪市西成区)にある銅鐘に遼の太平一〇年(一〇三〇)二月付の銘があり、「長門州厚東郡宇部郷松江山普済禅寺」「永和五年己未仲呂日」との追銘がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by