景愛寺跡(読み)けいあいじあと

日本歴史地名大系 「景愛寺跡」の解説

景愛寺跡
けいあいじあと

京都市上京区西五辻東にしいつつじひがし町にあったとされる寺。中昔京師地図はこの付近に「景愛寺地」と記し、「応仁記」にも「五辻ニ景愛寺」とある。「山州名跡志」(正徳元年刊)には「此寺尼寺五山ノ随一ニテ、無着尼所開」、「和漢三才図会」に「開基 如大禅師一名無外又名無着」とあり、無学祖元(仏光禅師)に従って出家した如大尼の開基と伝える(山州名跡志)。如大は幼名を千代野といい、父の死後、美濃国松見しようけん(現岐阜県関市)で修行中の八月一五日夜、水をくんだ時に桶の底が抜けて悟ったといい、以来この井戸を「千代野が井」と称したという(名所都鳥)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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