日本歴史地名大系 「景清洞」の解説 景清洞かげきよどう 山口県:美祢郡秋吉台景清洞景清穴・赤の穴(あかのあな)または長生(ちようせい)洞ともよばれ、美東町大字赤の猪出(いので)台西麓に開口する石灰洞。支洞に三角田(みすまだ)洞があり、洞床流をもつトンネル状の貫通洞である。国指定天然記念物。景清洞から三角田洞を抜けて末原の猿田(すえばらのさるた)までは一〇町の距離であるが、逆に入洞すれば村内に災厄をもたらすとして忌まれたという。入口の幅一二間、高さ五間で、七間ほど進めば井戸・刀掛・炉の跡といわれる所があり、平家の落人がしばらく潜居したと伝え、洞名はそれに由来する。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by