日本歴史地名大系 「智恵光寺」の解説 智恵光寺ちえこうじ 北海道:後志支庁岩内町鷹台町智恵光寺[現在地名]岩内郡岩内町字清住常葉山と号し、真宗大谷派。所在地は旧御鉾内(おむない)村の通称寺町(てらまち)通の西部にあたる。本尊は阿弥陀如来。一八五九年(安政六年)七月イワナイ場所請負人佐藤仁左衛門らの願いを京都東本願寺が許容するかたちでイワナイ本願寺掛所の建立が決し、僧侶が派遣された。堂宇の完成は一八六〇年(万延元年)四月。当時三島(みしま)町にあった境内地は四千坪の広さであったという(寺院沿革誌)。同年寺号が公許され、「以後イワナイ本願寺御門跡掛所智恵光寺」と称し、留守居には本山の命で方正坊元信があたった(「木村時義御用留」北海道大学附属図書館蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by