精選版 日本国語大辞典 「暖め酒」の意味・読み・例文・類語 あたため‐ざけ【暖酒・温酒】 〘 名詞 〙 燗(かん)をつけてあたためた酒。また、身をあたためるために飲む酒。古く陰暦九月九日を寒暖の分かれ目とし、この日から式事の酒もあたためて用い、また、この日あたためた酒を飲むと病気にならないという。《 季語・秋 》[初出の実例]「今は秋の風、暖め酒の身を知れば、薬と菊の花のもとに、帰らんことを忘れ」(出典:謡曲・松虫(1514頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例