暖冬害(読み)だんとうがい

改訂新版 世界大百科事典 「暖冬害」の意味・わかりやすい解説

暖冬害 (だんとうがい)

寒いはずの冬が異常に暖かいために生ずる害で,主として農業気象用語として用いられる。農作物は永い経験から適地適作がなされているので,異常寒冬であっても異常暖冬であっても作物生育に適さない。特に異常暖冬で冬の間に生育が進みすぎたあとで寒冬が戻ってくると,作物の耐寒性が失われているため,霜害寒害を受ける度合が強くなる。ムギや果樹に多い。農作物以外にも酒,漬物寒天などきびしい寒さによって品質がよくなるものは暖冬害を受ける。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 中島

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む