暗す(読み)クラス

デジタル大辞泉 「暗す」の意味・読み・例文・類語

くら・す【暗す】

[動サ四]悲しみなどで心を暗くする。曇らす。
「かきくもり日かげも見えぬ奥山に心を―・すころにもあるかな」〈総角

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗す」の意味・読み・例文・類語

くら・す【暗】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 悲しみなどで心を暗くする。また、涙が目をくもらして、見えないようにする。
    1. [初出の実例]「この御袈裟と書きはじむるより、涙にくらされて」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
  3. あるものに心を奪われて、平常心をうしなう。
    1. [初出の実例]「人あって引物をさされければ宝に目をくらして、理を非に枉ぐる事是多し」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む