平常心(読み)ヘイジョウシン

デジタル大辞泉 「平常心」の意味・読み・例文・類語

へいじょう‐しん〔ヘイジヤウ‐〕【平常心】

ふだんと変わらない心。揺れ動くことのない心理状態。「どんな時でも平常心を失わない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「平常心」の意味・読み・例文・類語

へいじょう‐しん ヘイジャウ‥【平常心】

〘名〙 特別なことのない、ふだんの平穏な心。
※いさなとり(1891)〈幸田露伴五三「次第々々夢の醒め行き霧の晴れ渡るごとく平常心(ヘイジャウシン)に立ち帰れば」

びょうじょう‐しん ビャウジャウ‥【平常心】

〘名〙 仏語。日常ふつうの心。ふだんの気持。あたりまえの生き方。へいじょうしん
正法眼蔵(1231‐53)身心学道「此界佗界といはず平常心なり」 〔無門関一九

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