暗練(読み)あんれん

精選版 日本国語大辞典 「暗練」の意味・読み・例文・類語

あん‐れん【暗練】

  1. 〘 名詞 〙 物事をそらんじてそれに熟達すること。物事に通暁すること。十分になれおぼえること。
    1. [初出の実例]「古今に通じ事態に諳練(アンレン)するが故に」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編〉二)
    2. 「事務に諳錬(アンレン)した六十余の老人であった」(出典:渋江抽斎(1916)〈森鴎外〉四一)
    3. [その他の文献]〔晉書‐刁協伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android