暗部屋(読み)クラベヤ

デジタル大辞泉 「暗部屋」の意味・読み・例文・類語

くら‐べや【暗部屋】

宮中つぼねの名。清涼殿近くというが、正確な位置は不明。
「つれづれなる昼つかた、―の方を見やれば」〈讃岐典侍日記・下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗部屋」の意味・読み・例文・類語

くら‐べや【暗部屋】

〘名〙 宮中の局(つぼね)の名。清涼殿の近くにあったへやといわれるが、正確な位置はわからない。また、このへやを賜わっている、高貴な女官の呼び名。
権記‐長保二年(1000)八月二〇日「退出之間、女御母氏在暗戸屋曹司

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