曙遊廓(読み)あけぼのゆうかく

日本歴史地名大系 「曙遊廓」の解説

曙遊廓
あけぼのゆうかく

[現在地名]旭川市曙一条六―八丁目

明治期に置かれた遊廓。明治二三年(一八九〇)・同二四年頃、永山ながやま屯田兵村や、東旭川屯田兵村の建設が始まるに伴い「ごけ」(白首)とよばれた売春婦盛り場の曙町辺りに入ってきた。同二五年、ほどおり五丁目(現一条通六丁目)・へ通四丁目(現二条通五丁目)にごけ屋という飲屋が開業、旭川で初めての料理屋であった。同三〇年道庁に遊廓設置請願書が提出された。当時旭川市街に料理店一三軒・私娼七〇余人が散在していたという(同請願書)。なお同年の旭川警察署の調査では料理店二四軒・私娼四〇余人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android