(読み)ノウ

デジタル大辞泉 「曩」の意味・読み・例文・類語

のう【曩】[漢字項目]

[音]ノウ(ナウ)(呉) [訓]さき さきに
以前。さき。さきに。「曩時曩日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曩」の読み・字形・画数・意味


21画

[字音] ノウ(ナウ)
[字訓] さきに・ひさしい・むかし

[説文解字]

[字形] 形声
声符は襄(じよう)。襄は古く泥母(でいぼ)(語頭音n)の音であった。〔説文七上に「(さき)なり」、〔爾雅、釈訓〕に「久なり」とあって、久しい以前というほどの意である。「曩(さきに)」のように用いることがあり、その字はまた「乃」に作る。

[訓義]
1. さきに、さきごろ、さき。
2. ひさしい、むかし。

[古辞書の訓]
名義抄〕曩 ムカシ・ヒサシ・サキ・マセ/曩 サキニ・ムカシ

[熟語]
曩懐曩勲曩愆曩歳・曩時・曩日曩蹤曩昔曩代曩哲・曩年・曩曩葉
[下接語]
懐曩・疇曩・悲曩

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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