曩昔(読み)のうせき

精選版 日本国語大辞典 「曩昔」の意味・読み・例文・類語

のう‐せきナウ‥【曩昔】

  1. 〘 名詞 〙 さきの日。さきごろ。以前。昔。曩時。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「曩昔南游し、一医生の家に於て、谷子の獼猴(びこう)の図を観る」(出典随筆山中人饒舌(1813)上)
    2. [その他の文献]〔向秀‐思旧賦序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「曩昔」の読み・字形・画数・意味

【曩昔】のう(なう)せき

昔日。晋・向秀思旧の賦の序〕人に笛を吹くり。聲を發すること寥亮(れうりやう)たり。曩昔宴の好を思し、に感じてず。故に賦を作ると云ふ。

字通「曩」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android