曲書(読み)きょくがき

精選版 日本国語大辞典 「曲書」の意味・読み・例文・類語

きょく‐がき【曲書】

〘名〙 曲芸的な方法文字や絵を書くこと。筆を足の指にはさんだり、口にくわえたり、額に縛りつけたり、また、筆のかわりに、卵、徳利(とくり)、箱などに墨をつけたりして書く奇抜な書き方
かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「其頃は嬉しく偶(たまた)まかけちがへば互ひの名を右や左や灰へ曲書(キョクガキ)一里千里と帰ったあくる夜」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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