曲書(読み)きょくがき

精選版 日本国語大辞典 「曲書」の意味・読み・例文・類語

きょく‐がき【曲書】

  1. 〘 名詞 〙 曲芸的な方法文字や絵を書くこと。筆を足の指にはさんだり、口にくわえたり、額に縛りつけたり、また、筆のかわりに、卵、徳利(とくり)、箱などに墨をつけたりして書く奇抜な書き方
    1. [初出の実例]「其頃は嬉しく偶(たまた)まかけちがへば互ひの名を右や左や灰へ曲書(キョクガキ)一里千里と帰ったあくる夜」(出典かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android