曲靖(読み)きょくせい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「曲靖」の意味・わかりやすい解説

曲靖
きょくせい / チュインチン

中国南西部、雲南(うんなん)省北東部の地級市。南盤江(なんばんこう)西岸に位置し、貴昆線(貴陽(きよう)―昆明(こんめい))に沿う。2市轄区、6県を管轄し、1県級市の管轄代行を行う(2016年時点)。人口674万8500(2015)。漢代より開け、元代には南寧(なんねい)県と称して曲靖路の行政中心地であり、明(みん)・清(しん)代には曲靖府、1913年に曲靖県となり、1983年市に昇格した。雲南省と貴州(きしゅう)省を結ぶ交通の要地であり、米、トウモロコシ小麦など農産物を集散する。たばこなどの軽工業のほか、エネルギー関連や石油化学などの産業も盛ん。

[青木千枝子・河野通博・編集部 2017年2月16日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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