更任(読み)コウニン

デジタル大辞泉 「更任」の意味・読み・例文・類語

こう‐にん〔カウ‐〕【更任】

改めて任じること。また、その人。
「理事改選左の通り―」〈虚子俳諧師

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「更任」の意味・読み・例文・類語

こう‐にんカウ‥【更任】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 任を終えた者が再びその職に任ぜられること。特に国司に任命された後、事情あって任符(にんぷ)を賜わらず、すなわち正式に任命されないで、任期が終わった後、再び同じ職に任命されること。
    1. [初出の実例]「避職之後更任雖例之由、未慥旨」(出典権記‐寛弘八年(1011)一二月一八日)
  3. あらためて任ずること。また、その人。
    1. [初出の実例]「議員の更任ある毎に之を改選すべし」(出典:貴族院伯子男爵議員選挙規則‐明治二二年(1889)六月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android