書下年号(読み)かきくだしねんごう

改訂新版 世界大百科事典 「書下年号」の意味・わかりやすい解説

書下年号 (かきくだしねんごう)

古文書の日付の書き方に関する古文書学の概念。年号月日を1行に書き表したもの。通常,室町幕府奉行人奉書で,折紙のものは,年号を月日の右肩に小書きし,これを付年号(つけねんごう)というのに対し,竪紙のものは,書下年号である。一般に公文書である公式様(くしきよう)文書,下文(くだしぶみ),下知状(げちじよう)などはすべて書下年号であり,これに対し書札様文書には年号を書かないのが原則である。ただし,書札でも,平安時代末以降,寄進,給付,裁許,安堵等を内容とする公証公験には書下年号を用いるようになる。
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