書斎戯曲(読み)しょさいぎきょく(その他表記)closet drama

翻訳|closet drama

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「書斎戯曲」の意味・わかりやすい解説

書斎戯曲
しょさいぎきょく
closet drama

上演を目的としないで,読むために書かれた戯曲ドイツ語のレーゼドラマ Lesedramaに同じ。ローマセネカ悲劇をはじめとして,イギリスではシェリーの『プロメテウスの解縛』 (1820) ,バイロンの『マンフレッド』 (17) ,ドイツでは L.ティークの『聖ゲノフェーファの生と死』 (1799) ,F.シュレーゲルの『アラルコス』 (1802) などロマン主義の作品が多い。日本では北村透谷の『蓬莱曲』 (91) が有名。

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