書架目録(読み)しょかもくろく(その他表記)shelflist

図書館情報学用語辞典 第5版 「書架目録」の解説

書架目録

所蔵資料に対する各目録記入を,書架上の資料の排架順序と同一に排列した事務用目録.資料の排架の単位に対応した目録記入を請求記号順に排列することによって得られる.編成の目的は,〈1〉図書記号を決定するため(各資料に固有の記号を付与する場合),〈2〉分類記号を付与する参考とするため,〈3〉蔵書構成把握と収集計画の参考とするため,〈4〉蔵書点検のため,〈5〉その他各種調査などである.所蔵資料の全体が分類順に排架されている場合においても,個々の資料に対して複数の分類記号を付与したときの重出記入を含まないなどの点において,分類目録と異なる.なお,OPACが一般化した現在では,書架目録という形で事務用目録が編成されることはまれとなりつつある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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