書簏(読み)ショロク

デジタル大辞泉 「書簏」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ろく【書×簏】

《「簏」は竹で編んだ、書物衣類を入れる箱》本箱書棚
《「晋書」劉柳伝から》多読するだけで少しも理解しない者。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書簏」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ろく【書簏】

〘名〙
① 書物を入れておく箱。本箱。〔宋史‐欧陽脩伝〕
② 多く本を読んでもその意義に通じない人。また、博識であるが世事に通じない人。
空華日用工夫略集‐応安四年(1371)九月二日「読書雖多、無施用、只呼為書簏而已」 〔晉書‐劉柳伝〕

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