書棚(読み)ショダナ

デジタル大辞泉 「書棚」の意味・読み・例文・類語

しょ‐だな【書棚】

書物をのせる棚。本棚書架
[類語]本棚書架本箱本立て

ふみ‐だな【書棚】

本棚。書架。しょだな。

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精選版 日本国語大辞典 「書棚」の意味・読み・例文・類語

しょ‐だな【書棚】

  1. 〘 名詞 〙 書物を載せてしまっておく棚。本棚。書架。本箱。
    1. [初出の実例]「書棚積書置書院事、寺家常之事也」(出典蔭凉軒日録‐文明一七年(1485)九月一五日)
    2. 「一時間後には、どうか、かうか廊下の書物が書棚(ショダナ)の中へ詰って仕舞った」(出典:三四郎(1908)〈夏目漱石〉四)

ふみ‐だな【書棚】

  1. 〘 名詞 〙 書物を並べてのせておく棚。書架。本棚。しょだな。〔和爾雅(1688)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「書棚」の意味・わかりやすい解説

書棚
しょだな

書物を並べる棚で、本棚ともいう。和式洋式がある。和式の書棚は江戸時代には厨子(ずし)棚、黒(くろ)棚とともに三棚といわれ、大名家の嫁入り調度の一つとされていた。厨子棚と黒棚は居間に置かれ、書棚は客間座敷に置かれた。しかし現在では書棚といえば、ほとんど洋式のものをさすようになった。

 洋式のものには木製と鋼製があり、前者は主として家庭で使われ、後者はオフィスで使われる。構造のうえからは単位の大きさのものを組み合わせるユニット式、分解組立てするノックダウン式、天井床の間に柱を立てて支える壁面取付け式などに分けることができる。また書物の収納量を増すために、書棚全体をレールの上にのせ、移動して前後に重ね合わせて収納する形式もある。書物の収容量は、間口90センチメートル、高さ180センチメートルのもので、普通200~250冊程度である。

[小原二郎]

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リフォーム用語集 「書棚」の解説

書棚

籍や雑誌などを収納するための棚のこと。幅0.5m?1.5m、奥行き数十cm、高さは1?2m程度のサイズが一般的で、主に本を立てた状態で並べる。材質は木製とスチール製が主流地震の際、倒れる危険性があるため、本の脱落防止に紐テープなどを張ったり、本棚を金具で固定したりする対策法がある。

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普及版 字通 「書棚」の読み・字形・画数・意味

【書棚】しよほう

書だな。

字通「書」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の書棚の言及

【本箱】より

…西洋では本来,聖書などを入れる〈バイブル・ボックス〉のように単純な蓋付きの箱を意味したが,後には書物をのせる棚と扉を備えた戸棚の形式を意味するようになった。ブックケースという語は一般にガラスの入った扉付きの戸棚を指すので,棚だけを備えた書棚book shelfとは区別する。ヨーロッパでは16世紀末ころまでチェスト()に書物や貴重品などを納めていた。…

※「書棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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