日本歴史地名大系 「曾宇村」の解説 曾宇村そうむら 石川県:加賀市曾宇村[現在地名]加賀市曾宇町刈安(かりやす)山系から流れる曾宇川の谷口に位置し、北は百々(どど)村。古く「惣」と書いたのを二字化したもので、添・副と同じく片方に寄る意があり、山の片方に寄った土地の意という(加賀志徴)。天文元年(一五三二)八月二〇日、享禄の錯乱で越前に退いていた加州牢人衆が江沼(えぬま)郡に侵攻した際、「曾有」に陣取ったという(朝倉始末記)。正保郷帳によると高六五六石余、田方三二町四反余・畑方八町七反余、物成高三四〇石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by