曾崎庄(読み)そねざきのしよう

日本歴史地名大系 「曾崎庄」の解説

崎庄
そねざきのしよう

近世の曾根崎そねざき村辺りに比定され、文治三年(一一八七)五月九日の源頼朝下文案(曾根崎元一文書)および同年六月一七日の大宰府施行状案(同文書)によれば、頼朝が平通隆に、備後権守高経の非論を停止して当庄ならびに堺別符行武さかいべふゆきたけ名の地頭職を安堵している。平家没官領であって本所は太宰府天満宮安楽寺である。通隆はおそらく関東から派遣された御家人であろうが、その子通友から地名の曾禰崎を姓として名乗った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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