曾我士郎(読み)そが しろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

曾我士郎 そが-しろう

1840-1890 幕末の尊攘(そんじょう)運動家。
天保(てんぽう)11年生まれ。越後(えちご)(新潟県)蒲原郡十二新田の大庄屋。桜田門外の変後,自費で講武所をもうけて武術,砲術をおしえる。戊辰(ぼしん)戦争のとき曾我簡堂,前田又之允らと正気(せいき)隊をつくり,新政府軍にくわわって東北各地でたたかった。明治23年7月死去。51歳。名は祐信。通称は長左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典の解説

曾我士郎

没年:明治23.7(1890)
生年:天保11(1840)
幕末維新期の豪農,勤王家,草莽隊正気隊長。名は祐信,通称長左衛門,変名は石川士郎。越後国蒲原郡十二新田(新潟県豊栄市)の代々大庄屋の家に生まれる。儒者坂井経堂に学び,その塾頭になる。万延1(1860)年の桜田門外の変後,私費で講武所を設けて剣,砲術の指導に当たる。明治1(1868)年,戊辰戦争のときに同門の曾我簡堂,前田又之允らと正気隊を組織し,北辰隊と共に,当初やむなく奥羽越列藩同盟に参加していた新発田藩を官軍方に導き,米沢や会津に転戦した。10月郷里に凱旋し,一時新潟県に奉職するが長続きせず,晩年は不遇に終わった。

(高木俊輔)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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