曾根浦(読み)そねうら

日本歴史地名大系 「曾根浦」の解説

曾根浦
そねうら

[現在地名]尾鷲市曾根町

賀田かた村の東南、賀田湾南岸にある。背後は標高三八〇メートル級の稜線で、その北山麓に扇状に緩やかな台地がある。弘治年間(一五五五―五八)盗賊が横行し、曾根・賀田・古江ふるえ梶賀かじかの四ヵ村が相談し、近江の佐々木宇右衛門正吉に取締方を依頼した。宇右衛門は当地に居館を設け曾根弾正と号した。以来これらの四ヵ村は仏事などを共同で行うようになった(「氏寺旧記」東禅寺蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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