最上広胖(読み)モガミ コウハン

20世紀日本人名事典 「最上広胖」の解説

最上 広胖
モガミ コウハン

明治・大正期の実業家,政治家 平鹿銀行頭取;貴院議員。



生年
弘化4年10月9日(1847年)

没年
昭和5(1930)年3月17日

出生地
出羽国(秋田県大曲市)

経歴
地主の家に生まれる。大阪に輸送する米が腐るのを防ぐため、明治13年秋田改良社を創設し、米の乾燥事業とそのための融資を開始。その支配人として上京し、松方正義犬養毅・大隈重信ら大物政治家の知遇を得た。27年平鹿銀行を設立し、頭取に就任。33年には貴院議員に選ばれた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「最上広胖」の解説

最上広胖 もがみ-こうはん

1847-1930 明治-大正時代の実業家。
弘化(こうか)4年10月9日生まれ。秋田県平鹿郡の地主。明治13年腐れ米追放のため資金融資をおこなう秋田改良社を設立,支配人となる。27年平鹿銀行と改称し,頭取。30年貴族院議員。昭和5年3月17日死去。84歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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