最低参考価格(読み)さいていさんこうかかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「最低参考価格」の意味・わかりやすい解説

最低参考価格
さいていさんこうかかく

バスケット価格と呼ばれる,代表的な7種の石油の平均価格をいう。7油種とはドバイ (ドバイ) ,アラビアンライト (サウジアラビア) ,ミナス (インドネシア) ,ボニーライト (ナイジェリア) ,サハランブレンド (アルジェリア) ,イスムス (ベネズエラ) ,ティファナライト (メキシコ) をいう。 1986年に暴落した原油価格の建直しのため,1バレル 18ドルの公式販売価格を設定して固定価格制を復活させた際に基準価格として導入された。固定価格制自体は 88年に崩壊したが,バスケット価格は目標価格として残り,その後,最低参考価格となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android