ミナス

デジタル大辞泉 「ミナス」の意味・読み・例文・類語

ミナス(Minas)

ウルグアイ南部の都市。ラバイェハ州の州都首都モンテビデオ北東約100キロメートルに位置する。周囲鉱山が多く、18世紀後半にその中心地として建設された。鉄鉱石や鉛のほか花崗岩かこうがん大理石などの石材を産する。鉱泉水ビールも有名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミナス」の意味・わかりやすい解説

みなす
みなす / 見做す
看做す

法令用語において、性質の異なる事柄を、他のある法律関係と同様に取り扱うこととするときに用いられる、法令適用上の擬制である。たとえば民法第886条1項は「胎児は、相続については、既に生まれたものとみなす」と規定する。なお、胎児が死体で生まれたときは、この規定は適用されない(同法886条2項)。

 反対証明があっても擬制したことによる法律上の効果はくつがえらない点で「推定」と異なる。ある人の失踪(しっそう)宣告によって死亡したものとみなされたことによる法律関係(民法30条・31条)、たとえば相続関係は、生きていることが判明しても家庭裁判所による失踪宣告の取消し(同法32条)がなければ相続関係はくつがえらない。

[伊藤高義]

『田島信威著『最新 法令用語の基礎知識』3訂版(2005・ぎょうせい)』


ミナス
みなす
Minas

南アメリカ南東部、ウルグアイ南部の都市。人口4万0500(2002推計)。Lavalleja県(人口6万2552。2001)の県都。首都モンテビデオの北東120キロメートルに位置する。地名は鉱山に囲まれている所の意で、付近で良質の大理石、花崗(かこう)岩などの石材や鉛を産する。農牧産品の集散地で、ビール醸造のほかミネラルウォーターの供給地として有名。ウルグアイ独立運動の指導者ラバリェハの出生地で、中央広場にその騎馬像がある。

[山本正三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミナス」の意味・わかりやすい解説

ミナス
Minas

ウルグアイ南東部,ラバイェハ県の県都。首都モンテビデオの北東約 100kmにある。 1783年鉱山地帯の中心地として建設された町で,市名はスペイン語で「鉱山」の意。現在は森林におおわれた丘陵地帯にあって風光に恵まれるため,首都の市民の行楽地として発展。また市で生産される瓶詰の鉱泉水は全国的に有名で,ビール醸造にも使われる。周辺では花崗岩,鉄鉱,大理石などが採掘される。首都と鉄道,道路で連絡。人口3万 4634 (1985) 。

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