アラビアンライト(その他表記)Arabian light

翻訳|Arabian light

デジタル大辞泉 「アラビアンライト」の意味・読み・例文・類語

アラビアン‐ライト(Arabian light)

サウジアラビア産の軽質原油原油価格をきめる際の基準として使われる。

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精選版 日本国語大辞典 「アラビアンライト」の意味・読み・例文・類語

アラビアン‐ライト

  1. ( [英語] Arabian light ) サウジアラビア産の軽質原油。原油価格をきめる際の基準として使われる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラビアンライト」の意味・わかりやすい解説

アラビアン・ライト
Arabian light

OPEC諸国が生産する原油価格決定の基準となっていた原油 (マーカー原油) の種類。 130種以上もあるこれらの諸国の原油は,それぞれその比重市場からの距離,硫黄含有量を勘案して,価格が決定されていたが,サウジアラビア産のこの原油 (API比重 34度) がその基準となっていた。しかし,1985年の OPEC総会で,この基準原油価格制度は事実上廃止され,各代表油種ごとに原油価格を設定することになった。

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世界大百科事典(旧版)内のアラビアンライトの言及

【OPEC】より

…この結果,世界経済とくに日本を中心とする石油輸入国は,第1次石油危機に苦悩することとなった。 78年末からのイランの国内混乱(イスラム革命)を契機として第2次石油危機が発生して,原油の公式販売価格GSP(government sales price)(100%の事業参加や国有化がなされた結果,公示価格は意味を失う)はさらに3倍近くも値上げされ,81年11月から,標準原油のアラビアン・ライトの価格は,1バレル当り34ドルとなった。しかも,事業参加も,第1次石油危機以降急激に進められ,ほとんどの国で100%の事業参加や国有化が達成されており,その他の国でも60%参加が実現している。…

※「アラビアンライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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