最低賃金と生活保護の逆転

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最低賃金と生活保護の逆転

都道府県ごとに決まっている最低賃金で1カ月間働いて得た給料から、社会保険料税金を引き手元に残った金額が、生活保護の受給水準を下回る状態。生活保護には、食費などに当たる生活扶助家賃に相当する住宅扶助を含む。2008年施行の改正最低賃金法は「労働者が健康で文化的な最低限度の生活を営めるよう、生活保護との整合性に配慮する」と定めており、政府は逆転解消を急いでいる。

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