日本歴史地名大系 「最勝峯」の解説 最勝峯さいしようのみね 和歌山県:東牟婁郡那智勝浦町市野々村最勝峯熊野那智大社の西北、那智山二の滝の上の山で、標高六三二メートル。光(ひかり)ヶ峯・妙法(みようほう)山とともに那智三峯の一。住心院僧正実意の「熊野詣日記」応永三四年(一四二七)一〇月二日条に「最勝の峯ハ、智証大師最勝王経を講読し給て、御神に奉り給しかハ、霊瑞あらたなり」とあり、智証大師円珍が最勝王経を講読し、この峯に納経したことを伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by