最大許容濃度(読み)さいだいきょようのうど

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「最大許容濃度」の意味・わかりやすい解説

最大許容濃度
さいだいきょようのうど

労働時間中に許される労働環境中の汚染物質の最高値。労働環境に存在するガス状,ミスト状,粉塵状など各態様の有害汚染物質から労働者の健康を守るため,許容できる濃度の平均値を定め,毎年日本産業衛生協会から発表される。しかし労働環境内の汚染物質の濃度は常時変化するので,健康上許容できる最高限度をも定めて,その上限をこえないようにしている。このほか環境中の放射能について,放射性物質の核種別に安全の許容限界を示したものがあり,大気,水,食品などについて,体内に取入れても安全な範囲とされる値をそれぞれ定めている。一般に,労働環境に対して生活環境の許容値は,その 10分の1になっている。

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