最後身(読み)さいごしん

精選版 日本国語大辞典 「最後身」の意味・読み・例文・類語

さいご‐しん【最後身】

〘名〙 仏語流転輪廻生死がたちきられる最後の身。修行が完成して仏果に至ろうとする阿羅漢、または等覚の菩薩の身。最後の身(しん)
正法眼蔵(1231‐53)身心学道「寿行生滅の、刹那に生滅するあれども、最後身よりさきはかつてしらず」 〔法華経方便品

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android