最極(読み)さいごく

精選版 日本国語大辞典 「最極」の意味・読み・例文・類語

さい‐ごく【最極】

〘名〙 (「ごく」は「極」の呉音)
物事の程度がこれ以上にならないという限界に達していること。また、そのもの。よい方にも悪い方にもいう。至極。
※中臣祓訓解(12C後)「凡此祓、神詞最極大神咒也」
正法眼蔵(1231‐53)梅華「いまこの古仏法輪を尽界の最極に転ずる、一切人天得道時節なり」
仏語因位のきわみ。等覚の位に立つこと。〔法華文句記‐四下〕

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