最極(読み)さいごく

精選版 日本国語大辞典 「最極」の意味・読み・例文・類語

さい‐ごく【最極】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごく」は「極」の呉音 )
  2. 物事の程度がこれ以上にならないという限界に達していること。また、そのもの。よい方にも悪い方にもいう。至極。
    1. [初出の実例]「凡此祓、神詞最極大神咒也」(出典:中臣祓訓解(12C後))
    2. 「いまこの古仏の法輪を尽界の最極に転ずる、一切人天の得道の時節なり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)梅華)
  3. 仏語因位のきわみ。等覚の位に立つこと。〔法華文句記‐四下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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