最近の特捜事件の問題

共同通信ニュース用語解説 「最近の特捜事件の問題」の解説

最近の特捜事件の問題

大阪地検特捜部に逮捕され、業務上横領罪に問われた不動産会社プレサンスコーポレーションの元社長に大阪地裁は2021年、無罪判決を言い渡した(確定)。判決は元社長の関与を認めた元部下の供述について「虚偽の可能性が高い」と判断。検事が取り調べで過大な責任を感じさせたと指摘した。大阪高裁は今年8月、付審判請求の抗告審で、特別公務員暴行陵虐罪で検事を審判に付す決定をした。19年参院選広島選挙区の大規模買収事件を巡っては、元広島市議が東京地検特捜部検事に不起訴をほのめかされ、供述を誘導されたと主張。最高検は昨年12月、取り調べは「不適正」だったとの調査結果を公表し、不起訴を期待させる発言は否定しがたいと結論付けた。

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