有りける(読み)アリケル

デジタル大辞泉 「有りける」の意味・読み・例文・類語

あり‐ける【有りける/在りける】

[連語]《動詞「あり」の連用形過去助動詞けり」の連体形連体詞的に用いる》さっきの。例の。
「―女童なむ、この歌を詠める」〈土佐

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「有りける」の意味・読み・例文・類語

あり‐ける【有ける】

  1. 〘 連語 〙 ( ラ変動詞「あり(有)」の連用形に助動詞「けり」の連体形が付いて、連体詞のように用いられるもの ) さっきの。以前の。例の。
    1. [初出の実例]「人々わらふときに、ありける女わらはなん、この歌をよめる」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android