有りける(読み)アリケル

デジタル大辞泉 「有りける」の意味・読み・例文・類語

あり‐ける【有りける/在りける】

[連語]《動詞「あり」の連用形過去助動詞けり」の連体形連体詞的に用いる》さっきの。例の。
「―女童なむ、この歌を詠める」〈土佐

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精選版 日本国語大辞典 「有りける」の意味・読み・例文・類語

あり‐ける【有ける】

  1. 〘 連語 〙 ( ラ変動詞「あり(有)」の連用形に助動詞「けり」の連体形が付いて、連体詞のように用いられるもの ) さっきの。以前の。例の。
    1. [初出の実例]「人々わらふときに、ありける女わらはなん、この歌をよめる」(出典:土左日記(935頃)承平五年一月一一日)

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