有屋城跡(読み)ありやぐすくあと

日本歴史地名大系 「有屋城跡」の解説

有屋城跡
ありやぐすくあと

[現在地名]名瀬市有屋

グスク跡。浦上うらがみ川とそれに合流する有屋川に挟まれた、南北に延びる尾根の標高一〇〇メートルを最高地点とする。当城は南北一三〇メートル・東西五〇メートルで、北端の城内最高の位置の南北三〇メートル・東西二三メートルの平坦面がおもな曲輪で、南側は小さな空堀で区切られ、残る三面は一部石垣・石塁を施した崖であった(現在はNHKの浦上中継所用地)。この曲輪の北西一段下に添曲輪がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android