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有峰 ありみね

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

有峰
ありみね

富山県富山市の東南部にある地区。常願寺(じょうがんじ)川の支流和田川源流に位置し、住民は隔絶した山間盆地に薬師岳(2926メートル)を信仰し、ヒエ、ソバ、ワラビ粉をつくって生活していた。有峰は、戦国時代常願寺川左岸の中地山(なかちやま)城が上杉勢のため落城し、川上氏一族がこの地に逃れ住んだものといわれる。1921年(大正10)富山県がダムをつくる予定で盆地全域を買収したため、住民は各地に離散した。ダム建設工事は戦争で中止、1959年(昭和34)有峰ダムが完成し、湖底に没した。大多和峠に中河与一の『天の夕顔』文学碑がある。[深井三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の有峰の言及

【高山集落】より

…霧ヶ峰火山の強清水(こわしみず)は諏訪市角間新田の農民の夏季草刈場であったが,山岳・高層湿原観光とスキー客のため1650mの高さにまで宿舎やレクリエーション施設をもつ観光・休養集落となった。日本アルプスには2000m以上の高地にいくつかの山小屋があるが,終年定住の山小屋集落としては水没した廃村有峰があっただけである。秩父多摩国立公園の瑞牆(みずがき)山南麓には戸数2戸の山小屋集落金山(かなやま)がある。…

※「有峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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