有文土器(読み)ゆうもんどき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「有文土器」の意味・わかりやすい解説

有文土器
ゆうもんどき

朝鮮の先史時代土器一種。有紋土器とも書く。また櫛目文土器,櫛文土器ということもある。この土器を残した人々は主として狩猟漁労の採集経済の段階にあるが,ある時期以降は畑作農業を行なっていた。有文土器には丸底 (尖底) と平底のものがある。文様は箆または櫛を押捺したり,引いたりしてつけた短沈線から成る幾何学的なものを主とする。胎土に滑石雲母を混入することもある。有文土器は地域によって異なった様相をみせることがあり,特に南部の咸鏡道地方のそれは独特なものをもっている。日本の縄文時代前期初頭の轟B式・曾畑式土器との親縁性が問題とされている。

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