日本歴史地名大系 「有明古墳群」の解説 有明古墳群ありあけこふんぐん 長野県:南安曇郡穂高町有明古墳群[現在地名]穂高町大字有明北アルプス東縁の浅川(あさかわ)山や富士尾(ふじお)山山麓のうち、乳(ち)川に注ぐ中房(なかぶさ)川・天満沢(てんまざわ)・富士尾沢が形成する小扇状地扇頂部に築かれている古墳群。中房川沿いに四基(A群)、天満沢沿いに二九基(B群)、富士尾沢沿いに五基(C群)が確認されており、いずれも横穴式石室を有する古墳時代後期の円墳。石室は河原石を用いての構築で、陵塚(みささぎづか)(A1号)・天満沢沿いの祖父塚(じいがづか)(B1号)などが規模の大きなことと石室の完存さから知られている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by