じい(読み)ジイ

デジタル大辞泉 「じい」の意味・読み・例文・類語

じい

[副]かすかな物音や、虫の鳴き声などを表す語。じいじい。「セミじいと鳴いて飛び去った」
[類語]かあかあがちゃがちゃかりかりきゃっきゃっくつくつぼうしけいけいけろけろけんけんこんこんこんこけこっこうかなかなごろにゃんじいじいちちよちちよちちろちゅうちゅうちゅうちりちりちんちろりんつくつくぼうしつづりさせてっぺんかけたか東天紅トッケイにしはつにゃあにゃあにゃんにゃんぴいちくぱあちくぴいぴいひとくひよひよぴよぴよぶっぽうそうほうほけきょほぞんかけたかぽっぽほろほろほろほろろめえめえもうもうりんりんわんわんわん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じい」の意味・読み・例文・類語

じい

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 物のかすかな音や鳴き声などを表わす語。虫などの小さな声、目覚ましベルなどの小さく短い音、熱い鉄の上などで水滴や脂などが一瞬にやける小さい音など。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「真暗な庭の隅でジーと引入れられるような蚯蚓(みみず)の音が為出した」

じい

〘名〙 (「ももんじい」の略) 獣の肉。特に、猪や鹿の肉をいう。
安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉三「馬場かしら子分穴熊といふ若い衆がてうどぢいをたべにきて」

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