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有機的労働 ゆうきてきろうどうpraca organiczna

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

有機的労働
ゆうきてきろうどう
praca organiczna

19世紀にポーランドで有力となった政治・社会・文化思潮。分割下のポーランドにおいてロマン主義の政治的理念に反対し,合法的平和的手段を用いて国民の経済力,教育・文化水準を高めることによって,民族の生存,発展をはかろうとした思想。特に一月蜂起 (1863~64) の挫折後,ポジティビズム (実証主義) の影響下に底辺における活動を重視する風潮と結びついて,都市ブルジョアジーの間で多くの支持者を得た。代表的な思想家としては A.チャルトルイスキ,S.スタシツ,A.ザモイスキ,A.シフィエントホフスキ,L.サピエハらをあげることができる。産業の発展,教育の普及に大きく貢献したが,積極的な独立闘争の放棄を意味したため,民族主義の台頭に伴い,1890年代以降勢力を失った。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

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