有涯(読み)ウガイ

デジタル大辞泉 「有涯」の意味・読み・例文・類語

う‐がい【有涯】

《「有界うかい」から》限りある存在。果てのあるもの。この世。人の一生についてもいう。
「無常は春の花、風に随って散りやすく、―は秋の月、雲に伴って隠れやすし」〈平家灌頂

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精選版 日本国語大辞典 「有涯」の意味・読み・例文・類語

う‐がい【有涯】

  1. 〘 名詞 〙うかい(有界)
    1. [初出の実例]「娑婆電泡之国。誰免無常之悲。分段生死之郷、難有涯之尅」(出典本朝文粋(1060頃)一四・朱雀院周忌御願文〈大江朝綱〉)

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