最新 地学事典 「有田陶石」の解説
ありたとうせき
有田陶石
Arita porcelain stone
佐賀県西松浦郡有田町とその周辺の泉山・白川・武内・広瀬・神六・大谷などに産する陶石の総称。代表である泉山陶石は,古第三系杵島層群の砂岩・頁岩に貫入した中新世後期~更新世前期有田流紋岩のパイプ状岩体(南北400m, 東西250m)が熱水変質により陶石化したもの。構成鉱物はセリサイト・石英を主とし長石・カオリン・黄鉄鉱を伴う。年間8,000t前後を採掘。泉山陶石は1616(元和2)年に朝鮮の陶工李参平が発見した日本最古の白磁原料で,日本の磁器製造発祥の地。
執筆者:須藤 定久
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

